数年前、第3のOSなる第三勢力のスマホが芽を出しかけたのですが、努力むなしく台頭することはありませんでした。Firefox OSに至っては、撤退ではなくIoTに特化すると表明したものの、結果的にあっさりとマーケットから撤退していました。あの時ほど「ものは言いようだな」と思ったことはなかったです。

コンセプトが良くても、採算が合わなければ事業として成り立たず、見通しが見えなければコミュニティとしても廃れてしまうのだろうと感じました。

拝金主義者のごとく、事業を何でもかんでも金に置き換えることは好みませんが、価値と投資が比例することも事実です。日の目を見れなかったと言うことは価値が低かったのか、あるいは価値が伝わらなかったのかのいずれかでしょうか。

技術者のエゴ(ものは言いよう)を感じたものの、本OSの(たとえ一時的ではあれど)スマートフォンの価値を脅かし、その価値を高めることに一役買ったことについては敬意を払います。